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1,020 文字 約 3 分

VN「望却のエディシウス」プレイ感想

短くても重い、満足感のあるストーリー, 望却のエディシウス プレイ感想

あらすじ

パワハラ被害にあい, 自殺をしたくてもできない主人公「小清水 朔」.
自らをナギサと名乗る, 両親は自分が殺したという謎の少女、桂木 望.

会社をサボった日に, ナギサと名乗る少女と出会い, 1日限りのデートに興じる.
謎が多いままのデートの流れで, 朔は望と一夜をともにするが…

「最後に楽しかったって言えて、私、幸せだった。──ばいばい」

そう言い残し, 望は身を投げて──命を絶った。
しかし──次に気がつくと朔は, 望とデート中の時間・場所に立っていたのだった・・・。

良かった点

シリアスと日常のバランス

シリアスと日常のバランス感覚も秀逸だ.
作品全体に重い設定や展開が横たわりながらも, 日常シーンが絶妙な息抜きになっている.
暗くなりすぎず, キャラクター同士のやり取りが自然と作品の中へと引き込んでくれる.

シナリオの筆力

シナリオの筆力も特筆すべき点だ.
静かに, しかし緩急をつけながら物語を紡いでいて, 言葉の選び方が丁寧で美しい.重いテーマを扱いながら読後感がしっかり残るのは, それだけ文章に地力があるからだろう. 二人の関係性の描き方も良い.
限界を迎えた主人公と希死念慮を抱えたヒロインが出会い, 共依存の関係から少しずつ未来へと歩んでいく過程が丁寧に描かれている.ただ慰め合うだけでなく, 成長の物語としての側面があるのが刺さる.

ヒロインがかわいい

望たんは幼さの中に可愛さをもっている.
そして望たんには守ってあげたくなる雰囲気がある.
しかも私好みのツインテールで…うーむ.かわいい.

エンディングの完成度

エンディングも完成度が高かった.
BADエンド・HAPPYエンドのどちらも物語にふさわしい結末になっていて嬉しい.
エピローグも, あの終わり方の選択をした主人公たちが, どのような未来を迎えたのかが, 心残りなくすっきりと畫かれたのに好感が持てた.

悪かった点

一つだけ悪かった点がある.望たんの胸が大きいことだ.
最初に述べたが, 望たんには幼いような印象がある. それなのに胸がでかい.でかすぎる.
これは私が貧乳派だからかもしれないが, 無視できない.
キャラデザをした人よ.もう少し胸を小さく, いや, 胸をなくすのだ.

最後に

約2~3時間でクリアできる短いノベルゲームだった.
無駄がなくすっきりと書かれていて, 同人作品としての総合的なクオリティの高さに驚かされる.
OPやED曲も, 世界観と見事に噛み合っており, 作品全体の一体感に一役買っている.
人におすすめできる作品だった.

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