第2の脳を作る。プログラマ向けメモソフト「obsidian」の魅力
初めに
プログラマたるもの、メモをするのが日常だ。私は趣味で個人開発をしているが、TODOや、言語のライブラリのメモ、APIの管理など、メモが必要なことは多々ある。
今まで私は5個ほどのメモソフトを使ってきた。現在は3つを用途別に使うことで落ち着いている。
エ口リンクをsimplenote, 一時的なメモをcube note, そしてメインにobsidianを使用している。
ではなぜ沢山のメモソフトを使ってきて、obsidianに落ち着いたのであろうか。
なぜメインがobsidianなのか
数あるメモソフトの中で、obsidianをメインにとらえている最大の理由は、「動作の快適さ」と「データがローカルのmarkdownファイルであること」だ。
クラウド同期型のメモアプリでは、サービスが終了すると、データ移行の地獄を見る。そして何より重要なデータを任せておくのが怖い。その点、obsidianの実態は、ただのローカルフォルダとテキストファイルの集合体だ。ベンダーロックインの心配がなく、最悪お気に入りのエディタで直接開くこともできる。この安心感は、技術メモを資産として蓄積していくうえで非常に大きい。
他にオンリーワンの機能で、ノートビューというものがある。ノートをまるで人間の脳のように一覧表示できる機能だ。これの魅力は後述する。写真↓
この一つ一つの点が一つのノートなのだ。多分私は300~400のノートがあると思う。だが凄い人だと一万を超えている人もRedditなので平気で見かける。恐ろしい。
ちなみに私はnotionが大嫌いだ。理由は一つ。ENTERを押すと普通に改行されるのではなく、段落が分かれる感じになるんだよ!なんだよあれ!気持ち悪すぎだろ。あれがなければ神ソフトなのに。まあグラフビューがないので、結局obsidianを使うのだが。
プログラマに刺さる圧倒的拡張性
また、obsidianには自分専用の環境を構築する楽しさがある。Neovimの魅力で述べた通り、私は拡張機能をいじったり、自分だけの環境を構築するのが好きだ。コア機能だけでも十分強力だが、コミュニティプラグインを使うことで、まるで違うソフトのようになったかのように、obsidianが化ける。
例えば、「Dataview」というプラグインを使うことで、メモをデータベースのように扱い、SQLライクなクエリでTODOや特定のタグが付いたメモを抽出することが可能だ。 他に私が使っているプラグインは「Booksearch」だ。これはgoogle bookのapiを使い、読んだ本の管理をできる。私は本を年に200冊は読むほどの読書家だ。ただ本ではなく、漫画の管理をしている。だって本はまじめに読むから読んだものは覚えているけど漫画はゲームみたいにまじめに読まないものだから時間がたつとあの漫画なんだっけ?となるじゃん!
あと、最後にこのプラグインも紹介させてほしい。「git」だ。oobsidianは同期をするのが非常にハードルが高い。もちろん公式のエンドツーエンドで暗号化された強力なものもあるのだが、他のメモソフトに比べて何百円も高い。そこで私はgitを使用している。ちなみにgithubのアカウントがすぐ飛ぶので、皆さんが今見ているこのサイトをホストしているxserverでgitを使用し、同期している。そのやり方については、次の記事で書くつもりだ。
他にも何千ものプラグインがあり、日に日に増加している。
他にもテーマを変えられる機能もある。 私はCatppuccinというテーマが好きで、NeovimでもObsidianでも使用している。これを使うとこのような見た目になる。
他にも面白い小ネタがあり、なんとコアプラグイン(標準の機能)でvimモードが実装されていることだ。もちろんプログラミングとは縁のない人が使用するのも普通だが、こういう機能は少し面白い。
メモを「繋げる」という体験
obsidianというメモソフトのオンリーワンの機能がある。それがメモ同士のリンク機能だ。
フォルダによる改装管理だけでなく、[[]] (ブラケット)を使い、メモ同士をリンクすることができる。
例えば、私の場合なら、「Astroでのブログ構築」というノートがあるとする。そこから派生して、「RSSの実装方法」や「サイトマップの生成」といった、個別の技術ノートへリンクが伸びてゆく。さらに、まったく関係ないと思っていた「SEO対策の基礎」という過去の読書メモが、ふとした瞬間にブログのノートとリンクで結びつくことがある。この「知識の点と点がリンクされる瞬間」はまさに「脳汁ブッシャー!!」となる。
これを繰り返していくと、点と点だった知識が広がり、グラフビューで視覚化されたネットワークとして成長していく。自分の脳内が可視化されていくようなこの体験は、他のメモソフトではなかなかに味わえないものだ。これがobsidianが第二の脳と呼ばれる由縁だ。
このように、最初に例としてあげた写真を拡大してみると、ノートがリンクされているのが確認できる。
まとめ
「obsidian」は世界一のメモソフトだ。2年ほどメモソフトを行き来してきて、こだわりの強い私がようやくマッチしたメモソフト。
無限の拡張性を欲している人たちは、是非使うべきソフトだ。